「結婚相談所は男性有利」と「結婚相談所 男性不足」が同時に検索されるのは、どちらも部分的に正しいからです。全体の男女比はほぼ均衡していますが、年齢帯・地域・連盟の3つで結論が逆になります。全体の数字を見ても意味がなく、自分の年齢と地域で見る必要があります。
全体の男女比は、ほぼ均衡している
IBJ加盟のオンライン結婚相談所ウェルスマの解説では、IBJ全体の男女比は男性47%・女性53%とされています(2021年8月時点)。わずかに女性が多いものの、大きく偏った構成ではありません。
つまり「相談所は女余り」も「男性が足りない」も、全体の話としては言い過ぎです。にもかかわらず両方の実感が生まれるのは、次の3つで見え方が変わるためです。
1:年齢帯で結論が逆になる
同じ解説によれば、20代から30代後半にかけては女性が圧倒的多数派で、30〜34歳では女性が男性の約2倍にのぼります。一方で男性は「30代後半〜40代後半にかけて婚活に真剣に取り組むようになる」傾向があるとされています。
| 年齢帯 | 多いほう | 男性にとっての意味 | 女性にとっての意味 |
|---|---|---|---|
| 20代〜30代前半 | 女性が大幅に多い | 同年代の競合が少ない。最も条件がよい時期 | 同年代の男性が少ない。年上も対象に入れる必要がある |
| 30代後半 | 男性が増えてくる | 競合が増える。写真とプロフィールで差がつく段階 | 同年代の選択肢が増える時期 |
| 40代以降 | 男性がさらに増える | 希望年齢の幅を広げる判断が要る | 同年代の母数は確保しやすい |
「男性有利」は20代〜30代前半の男性から見た景色、「男性不足」は同じ年齢帯の女性から見た景色です。どちらの検索も、その人の年齢帯では正しい実感にもとづいています。
年代別の動き方は30代男性の婚活、40代女性の婚活、50代男性の婚活、50代女性の婚活で、それぞれの立ち位置から整理しています。
2:地域でも結論が逆になる
ウェルスマの解説では、地域別の傾向として次のように示されています。
| 地域 | 傾向 | 実務上の意味 |
|---|---|---|
| 関東 | 会員全体の41.9%を占め、女性が男性より約3,000名多い | 男性は競合が多いが、母数そのものが大きい |
| 近畿 | 全体の25.7%。女性優位 | 関東に次ぐ規模。傾向は関東に近い |
| 信越・北陸 | 男性が女性の約2倍 | 男女比が完全に逆転する。女性は選択肢が多い |
同じ「結婚相談所の男女比」という言葉でも、関東に住む男性と、信越・北陸に住む男性では、置かれている状況が正反対です。ネット上の一般論がかみ合わないのは、この地域差が抜けているためです。地方での活動の考え方は地方・田舎の婚活ガイドにまとめています。
3:連盟によっても違う
連盟が違えば会員そのものが違うため、男女比も変わります。ウェルスマの解説では次のように比較されています。
| 連盟 | 男女比 | 特徴 |
|---|---|---|
| IBJ | 男性47%・女性53%(2021年8月時点) | 会員数が最大規模 |
| コネクトシップ | 男性49%・女性51% | バランスがよい |
| JBA | 男性55%・女性45% | 西日本に拠点 |
| 良縁会 | 男性54%・女性46% | 東海地方に強み |
JBAと良縁会は男性が多く、IBJとコネクトシップは女性がやや多い、という逆の構成です。「どの連盟に加盟しているか」を入会前に聞く理由が、ここにもあります。連盟の違いが活動に与える影響は乗り換え・掛け持ちの判断基準で、「同じ連盟内で移っても相手は変わらない」という点とあわせて整理しています。
自分にとっての男女比の調べ方
全体の比率は、自分の活動にはほとんど影響しません。意味があるのは「自分の年齢×地域×希望条件」で検索したときの母数だけです。
- 「自分の希望条件で検索すると、対象は何人になりますか」と担当者に聞く
- 「この地域の同年代会員はどのくらいいますか」と地域を絞って聞く
- 「その中で、実際に活動している人はどのくらいですか」と休会者を除いた数を聞く
3つ目が重要です。登録者数と実際に申し込みが動く人数は別で、休会中の会員は検索結果に出ていても反応がありません。この質問に答えられない相談所は、会員データを見ていない可能性があります。
入会前に確認する項目は結婚相談所に入会できない人の条件と結婚相談所の料金相場にまとめています。
男女比の情報で失敗するパターン
| 信じたこと | 起きること | 実際にやるべきこと |
|---|---|---|
| 「男性有利だから何もしなくても決まる」 | 写真もプロフィールも整えないまま活動し、成立ゼロが続く | 母数が有利でも、選ばれる材料は自分で作る必要がある |
| 「男性不足だから同年代は無理」 | 年上を検討せず、対象を自分で狭める | 年齢の幅を上下に広げると起点が増える |
| 「女余りだから条件を上げても大丈夫」 | 条件を重ねて該当者が実質ゼロになる | 譲れない条件を1つに絞る |
| 「うちの地域は不利だから諦める」 | オンライン対応の相談所を検討しないまま終わる | 活動エリアの設定を広げられないか担当者に確認する |
条件の絞り方は婚活で条件はどこまで妥協すべきか、成立しないときの原因の切り分けはお見合いが成立しない原因を切り分けるが該当します。
連盟そのものの仕組み(相談所と連盟の役割の違い、会員数を比較できない理由)は結婚相談所の「連盟」とは?で整理しています。
よくある質問
Q. 結婚相談所は男性有利ですか、それとも男性不足ですか?
A. 年齢帯によって逆になります。20代〜30代前半は女性が多く男性有利、30代後半以降は男性が増えて競合が多くなります。全体の男女比はIBJで男性47%・女性53%(2021年8月時点)とほぼ均衡しています。
Q. 地域によって男女比は違いますか?
A. 大きく違います。関東・近畿は女性優位ですが、信越・北陸では男性が女性の約2倍とされています。全国の平均値は、自分の活動地域には当てはまりません。
Q. 連盟によって男女比は違いますか?
A. 違います。IBJは男性47%・女性53%、コネクトシップは男性49%・女性51%、JBAは男性55%・女性45%、良縁会は男性54%・女性46%とされています。入会前に加盟連盟を確認してください。
Q. 自分にとっての男女比はどう調べればいいですか?
A. 担当者に「自分の希望条件で検索すると対象は何人か」「この地域の同年代会員はどのくらいか」「そのうち実際に活動しているのは何人か」の3つを聞いてください。全体の比率より、この数字のほうが活動に直結します。
Q. 男性有利な年齢帯なら、準備は不要ですか?
A. 必要です。母数が有利でも、閲覧されて選ばれる材料は自分で作る必要があります。写真とプロフィールを整えないまま活動して成立ゼロが続くのは、この年齢帯でもよくあるパターンです。
出典:ウェルスマ「IBJの男女比を年齢・地域別に解説【他連盟との比較も】」(IBJ加盟相談所による解説。全体の男女比は2021年8月時点)。会員構成は時期によって変動し、基準日の異なるデータが混在しています。本記事では傾向を示す目安として扱っています。最新の会員構成は入会前に各相談所へご確認ください。


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