第16回出生動向基本調査(2021年)では、ネットサービスを通じて知り合った夫婦が最近の結婚の13.6%を占めます。一方で「友人・兄弟姉妹を通じて」25.9%、「職場や仕事」21.4%と、自然な出会いも依然として大きな割合です。この記事では公的統計をもとに、いま自分が取るべき手段を判断する材料を整理します。
公的統計で見る「夫婦が知り合ったきっかけ」
婚活の手段を選ぶとき、広告や体験談ではなく公的統計を出発点にすると判断しやすくなります。国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」(2021年実施)は、日本の結婚・出産の動向を長期的に追跡している代表的な調査です。
| 知り合ったきっかけ | 割合 | 備考 |
|---|---|---|
| 友人・兄弟姉妹を通じて | 25.9% | 依然として最多 |
| 職場や仕事で | 21.4% | 減少傾向 |
| ネットサービス(SNS・マッチングアプリ等) | 13.6% | 最近の結婚で急増 |
※ネットサービスの13.6%は「最近の結婚」(2018年7月〜2021年6月に結婚した夫婦)の数値です。友人・職場の割合は同時期区分の集計値です。
ここから読み取れることは2つあります。ひとつは、ネット経由の結婚がすでに「7〜8組に1組」の水準に達していること。もうひとつは、それでも友人紹介と職場が合計で4割超を占めていることです。アプリだけが唯一の正解ではありません。
自然な出会いが減っているという前提
調査では「職場や仕事」を通じた結婚が減少傾向にあることも示されています。働き方の変化やリモート勤務の普及を踏まえると、職場で自然に出会うことを前提にした待ちの姿勢は、統計上ますます不利になっていると言えます。
- 友人紹介は依然として最多だが、年齢が上がるほど紹介の機会は減る(周囲が既婚になるため)
- 職場の出会いは減少傾向で、社内恋愛への抵抗感も無視できない
- ネットサービスは唯一、自分の行動量で母数を増やせる手段
手段ごとの「向き・不向き」を整理する
| 手段 | 母数 | 費用 | 結婚意思の確度 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 友人紹介 | 少ない | ほぼ無料 | ばらつく | 周囲に独身の友人が多い人 |
| マッチングアプリ | 非常に多い | 年5万円前後 | ばらつく | 自分で動ける人、費用を抑えたい人 |
| 婚活パーティー | 1回あたりは少ない | 1回数千円 | やや高い | 対面で判断したい人 |
| 結婚相談所 | 中〜多い | 年15万〜60万円 | 最も高い | 期限を決めて進めたい人 |
統計の13.6%という数字は「アプリで結婚できる」ことを示す一方、裏を返せば8割以上は別ルートで結婚しているということでもあります。手段はひとつに絞らず、目的と使える時間に応じて組み合わせるのが現実的です。
データから逆算する、自分の取るべき行動
- 紹介の機会がまだある人:友人に「探している」と明示的に伝える。伝えていない人が非常に多く、これだけで機会は増えます。
- 職場・友人ルートが期待できない人:ネットサービスが唯一、自分の行動量で母数を作れる手段です。まずはここから。
- 期限がある人:結婚意思が確認された相手だけに会える結婚相談所が、時間効率では最も有利です。
統計はあくまで全体の傾向です。自分の年齢・居住地・職種によって、有効な手段は変わります。「割合が高い手段=自分に有効な手段」ではない点に注意してください。
費用を抑えて結婚相談所を試したい場合は、初期費用と成婚料を抑えたオンライン型から検討する方法もあります。
よくある質問
Q. マッチングアプリで結婚する人はどのくらいいますか?
A. 第16回出生動向基本調査では、SNSやマッチングアプリなどのネットサービスを通じて知り合った夫婦が最近の結婚の13.6%を占めています。約7〜8組に1組の水準です。
Q. いちばん多い出会いのきっかけは何ですか?
A. 同調査では「友人・兄弟姉妹を通じて」が25.9%で最多、次いで「職場や仕事」が21.4%です。ただし職場を通じた結婚は減少傾向にあります。
Q. アプリと結婚相談所はどちらが有利ですか?
A. 目的によります。費用と母数を重視するならマッチングアプリ、結婚意思の確度と期限を重視するなら結婚相談所です。併用も有効です。
Q. 友人紹介を増やすにはどうすればよいですか?
A. 「探している」と明示的に伝えることです。伝えていないために紹介の機会を逃しているケースが多くあります。


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